2005-01-01から1年間の記事一覧

持家か賃貸か

家を買うべきか借りるべきかと言う議論は様々な観点から繰り返し行われていますが、多くは「どちらが有利か」という損得勘定からの議論に終始し、「豊かな住生活を実現するためには」といったライフスタイル重視の議論が少ないようです。 損得勘定ばかり云々…

中古住宅の価格

日本の中古住宅は築後20年もたてば建物の価値はほとんどなくなり、土地値になってしまいます。ところが欧米では中古住宅の価値は下がらず、手入れの良い住宅はむしろ価値が上がります。この差はどこから来るのでしょうか。 理由は: 1.日本はもともと住宅を…

なぜ日本の住宅寿命は短いのか

耐久性が低いのか 寿命が短い理由として先ず考えられるのが、日本の家は耐久性が低いという可能性です。でも本当にそうでしょうか? 確かに欧州の家は石造り・煉瓦造りが多く耐久性はありそうですが、米国は日本と同じで木造が中心です。気候のせいでしょう…

早く壊すから沢山建てなきゃいけない

住宅の平均寿命 住宅の平均寿命は前にも触れたとおり、日本が26年、米国44年、英国75年と言われています。日本が米国の約1/2、英国の1/3と非常に短い数字になっています。 一方、人口当たりの住宅着工数は前回のデータのように、日本は米国の約2倍、…

日本の住宅建築数は非常に多い

住宅着工数 最近日本では近い将来住宅着工数が年間100万戸を割り込むだろうなどと、住宅建築数がどんどん減って行くように言われています。確かに住宅着工数はここ数年120万戸前後で、以前と比べるとかなり減っているのは事実ですが、そもそもこれらの数字は…

情報の洪水

今日は息抜きで日記はお休み。 ところで家つくりに関する情報の多さには圧倒されます。木造住宅だけでも年に50〜60万戸も建てられているのですから、それだけ皆さん関心が高いということでしょうが、雑誌やネット上の家に関する記事はあきれるほどの多さです…

どこの国でも借家は持家より狭い

ある経済学者が面白いことを言っています。借家が持家より狭くなるのは理由があり、これは世界共通だというのです。簡単に言うと: 家を建てたり買ったりするときには、家を借りるときにはないコスト(工務店との契約、設計などに関する費用)が発生するが、…

1107909315[house]日本の借家は特に狭い

確かにどこの国でも借家は持家より狭くその理由は上記のように説明できるのかもしれませんが、日本は他国に比べ特に狭いという問題があります。(前回の国交白書データ参照) そしてこれはわが国の借地借家法が原因だと言われています。 借地借家法は戦前に…

1107682472*日本の住宅は本当に狭いのか

欧米との比較 日本の住宅は、随分前ですが海外から「ウサギ小屋」と揶揄されたように、狭いという印象が強いのですが、今でも狭いのでしょうか。 確かに昔は狭かったのですが、近年は日本の住宅もどんどん広くなって、今では欧米と遜色のないところまで(但…

本当の1日目

*昨日の今日なので、まだ挫折するほどの時間も経っていません。気の変わらないうちに書き始めます。 *「いえ」を考え始めたきっかけ そもそも「いえ」について考え始めたきっかけは、日本の住宅といえば「ウサギ小屋」だとか、木と紙の家だとか、否定的な…

第1ページ

*今日から開始 初めてのブログ。説明を読んでもなんだかよくわからないけど、とにかく始めてみます。 それにしても、最近ブログが話題になることのなんと多いこと。新聞、雑誌、TV(NHK)、山ほどの解説本。つい1ヶ月前までブログなんて言葉も知らなかった小…