本当の1日目

*昨日の今日なので、まだ挫折するほどの時間も経っていません。気の変わらないうちに書き始めます。
*「いえ」を考え始めたきっかけ
 そもそも「いえ」について考え始めたきっかけは、日本の住宅といえば「ウサギ小屋」だとか、木と紙の家だとか、否定的な言葉ばかり思い浮かぶ一方で、最近住宅は以前に比べてかなり良くなってきているという漠然とした印象があり、本当はどうなのか、あれこれ本を読み始めたことにあります。
 そこで徐々に判り始めた事は:

  • 日本の戸建て住宅は狭くない。欧米と比較しても米国に次ぐ広さがある。
  • ただ賃貸住宅はかなり狭い。これが平均値を押し下げて、日本の住宅は狭いということになってしまう。
  • 日本の住宅価格は欧米に比べかなり高い。土地を別にして建築費だけ見ても高い。なぜか?
  • 日本の住宅寿命は平均26年と極端に短い。米国は44年、英国は75年。なぜか?
  • 日本の中古住宅流通は年15万戸程度と米国などに比べ極端に少ない。これは上記の平均寿命とも密接に関連している。何故こうも少ないのか?

 などなど、欧米と比べ際立った特色が日本の住宅にはあるらしい、ということが見え始めました。これはもう少し突っ込んで考えてみようということで、書き続けてみます。

次回から、これらの点について順次書き綴って行きます。